花市清真寺
 

東城区の花市地区は、北京において、一番回族の集まっているところで、西花市大通りにある花市清真寺は、北京四大礼拝寺の一つである。600年ほど前に、ここにはもともと明朝開国の元勲、回族将校常遇春氏の邸宅で、規模が非常に大きく、気勢が非凡であった。後で、常遇春氏がアラーに専念帰依し、邸宅の一部分を献納して清真寺になった。

聞くところによれば、常遇春氏が矢を射てその範囲を決めたので、「常遇春が一本の矢で寺の土台を定める」という伝説があった。また、常遇春の開国功臣と言う背景で、この寺を建設した時、多くの木材石材は直接に故宮工事現場から取り寄せた。その材料の質の良さが分かる。その中、礼拝堂の上の孔雀木は、寺を鎮める宝と言える。その木は非常に珍しく、かすかな香りが出ているので、虫類は一切入らない。だから、数百年間、殿の中に巣を作った鳥がいなく、蝙蝠も入る勇気がない。

伝説によれば、当時、乾隆皇帝はその寺の孔雀木の珍しいさと不思議な伝説を聞いた時、寺院を建て直したチャンスで、他の木材に入れ替え、その木で故宮の建築を建築しようとしていたようだ。そして、当時のイマームがその情報を受けてから、木の前、後、中という三つの部位に鉄のたがをつけて、つまり、もう無傷の木材ではないと言う印をつけた。最終的に乾隆皇帝は諦めたようだ。寺を見物すれば、孔雀木の上に依然として鉄のたがの痕跡が見える。